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現地レポート

【現地レポート】予選ラウンド終了 「予選3位の日本は、決勝トーナメントで“アジア壁“を越える!」 RSS

2016年11月18日 12時22分

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11月13日(日)にタイ・バンコクを舞台に開幕した「第23回FIBA ASIA U-18女子バスケットボール選手権大会(2016 FIBA Asia U18 Championship for Women)」

この大会は、レベルⅠ・Ⅱそれぞれ、6チーム間による総当たりのリーグ戦(予選ラウンド)を行なった後、レベルⅠはその結果により上位4チームが決勝トーナメントに出場、そして準決勝、決勝、3位決定戦を戦い、最終順位を決めます。
さらに、上位3チームには、来年7月にイタリアで開催される「2017 FIBA U-19女子バスケットボール世界選手権大会」の出場権が与えられます。

日本の属するレベルⅠは、中国、韓国、チャイニーズ・タイペイ、タイ、インドという顔ぶれ。ここ近年、準優勝が続いている日本は、予選ラウンドの初戦でチャイニーズ・タイペイに快勝(101-48)。続くホスト国・タイにも93-54で勝利しましたが、その後は韓国に64-70、中国にも61-76と敗れ、最終戦のインド戦にこそ93-26で大勝したものの、3勝2敗と3位での予選通過となりました。

その日本が敗れた韓国には、195cmの身長でセンターながらパスやミドルシュートも放ち、すでに韓国代表として一昨年の世界選手権や今年6月のFIBAオリンピック世界最終予選にも出場している⑪パク・ジス(Jis PARK)選手がおり、また中国は205cmの⑮Xu HAN選手、200cmの⑪Yueru LI選手といったセンター陣に加えて、190cm以上の選手が2人と、いつも以上に大型の布陣。この高さに対し、日本の選手は幾度となく、シュートブロッックを受け、得点の機会を阻まれました。

例年になく大型選手が揃った中国

例年になく大型選手が揃った中国

確かに、韓国と中国のインサイド陣は、日本にとって大きな“壁”として立ちはだかりました。しかし、センターとして、ここまで全試合スタメン出場の⑦梅沢 カディシャ樹奈選手が「特に韓国戦は勝てた試合でした」と言うように、両チームともかなわない相手かといえば、決してそうではありません。
敗れたこの2戦を含めた予選ラウンドを振り返り、高橋 仁ヘッドコーチは、「フリースローや簡単なシュートを落としたりなど、自分たちの問題」と、敗因の要素の一つに“自滅”を挙げました。

実際、韓国戦ではフリースロー10本を落とすなど、追い上げムードの流れを自ら断ち切るような簡単なミスが響きました。試合全体を通しても、日本の持ち味である機動力を発揮できず、単発なオフェンスから相手に速い展開で簡単に失点を許し、どこかスカッとしない戦いとなりました。
なお、アンダーカテゴリー代表の国際大会で韓国に敗れたのは、実に2004年ぶり。それだけに、チーム、そして選手個々が受けたショックは大きかったものの、その後、韓国戦での課題や反省を生かして戦った中国戦では、敗れはしたものの、本来の日本も特長でもある前から当たる激しいディフェンスや速い展開の攻めなど好プレイを随所に披露。予選ラウンド最終戦(インド)でも同様、コートに立った全員がアグレッシブなプレイを見せ、決勝トーナメントへと弾みをつける戦いとなりました。

(アンダーカテゴリー代表の国際大会で)2004年以来となる日本戦勝利に韓国は、優勝したかのような喜びようだった

(アンダーカテゴリー代表の国際大会で)2004年以来となる日本戦勝利に韓国は、優勝したかのような喜びようだった

その一発勝負の決勝トーナメントは、明日11月19日(土)から行われます。予選ラウンドの結果から、3位の日本の準決勝の相手は同2位の韓国となりました。絶対に負けられない一戦に「日本の強みは体力や走力。それとミスをなくせば勝てると思います」と、キャプテンの⑫馬瓜 ステファニー選手と意気込みを語りました。

今大会の日本は、例年になく、⑫馬瓜 ステファニー選手(181cm)や⑦梅沢 カディシャ樹奈選手(188cm)、そして⑨栗林 未和選手(187cm)、⑧赤穂 ひまわり選手(184cm)、⑤粟津 雪乃(180cm)といった180cmオーバーの高身長の選手が揃っただけでなく、ガードからフォワードまで選手層が厚く、誰が出てもチーム力が落ちないのも特長の一つです。それだけに、⑫馬瓜選手の言うように、コートに立った選手が足をフル回転させてタフに戦えば、主力が7、8人に限られる韓国や中国と比べれて、体力的に優位に立てるのです。

体を張ったプレイで得点やリバウンドで貢献する日本の⑦梅沢 カディシャ樹奈選手

体を張ったプレイで得点やリバウンドで貢献する日本の⑦梅沢 カディシャ樹奈選手

気になる準決勝のもう一つのカードは、予選1位の中国とチャイニーズ・タイペイ(同4位)という顔合わせになりました。
今大会は、予選の結果や戦いぶりから見て、中国、韓国、日本の“3強”の様相を呈しており、おそらく決勝には中国が勝ち上がってくる可能性が高いです。そのため、日本にとっては、まずは準決勝の韓国戦に勝利し、そして決勝に進めば対戦が予想される中国にリベンジを果たしたいところ。

かつて、間宮 佑圭選手や渡嘉敷 来夢選手(ともに現在、JX−ENEOSサンフラワーズ所属)らを擁して初優勝した2008年大会(第19回/インドネシア)のチームをはじめ、これまでの先輩たちは、スピードや走力でアジアでその地位を確立してきました。
決勝トーナメントでは、日本らしい機動力のあるバスケットをコート上で存分に発揮し、高いアジアの壁を越えて、目標に掲げる『アジアチャンピオン』まで突き進みます。

キャプテン⑫馬瓜 ステファニー選手は、ドライブなどオールラウンドなプレイでチームを盛り立てる

キャプテン⑫馬瓜 ステファニー選手は、ドライブなどオールラウンドなプレイでチームを盛り立てる

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